LYRIC

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記憶の集合体

哀しむ理由も生きていた証も

全ては消えていく記憶が居るだけ

 

三年前の季節は薄れてしまうさ

何年間も費やして答えを知るときは

 

その時は

 

心や身体はここにはもう無いけれど

記憶を集めて明日も息をする

 

レスモア

白いシャツの袖 真綿へ染み込む

ひとみに映した ニセモノとゆめ

 

何を伝えたくて ノイズに塗れる

心を研ぎ澄ませ

 

1993

相槌 憎悪が混ざり合う

お互い疑い頭を冷やす

政令都市では飾りを

擦れた眼球 緑と排気ガス

 

水陸両用 アドバタイズ

あれは人の形した何かです

1992年15ヶ月先の産まれた日

 

明日も繰り返される生命体 越えて行け

アイリス 清潔 AB型の色 アイラヴユー

今 どこで 何をして 生きている?

 

Reverb

夢から覚めた僕等の生活

必要な物は多分それだけ

 

理想を叶えた彼等の生活

呆れるほどに幸せだろう

 

だから?

 

巡る静脈に吐息を混ぜて

いつの日も渇き死んだ言葉

揺れたリヴァーブを鳴り止めないで

その目で何を見ているの

 

溺れている 愛してくれ

 

無知

曝け出す肌 その手を汚していた

いつからだろうこの胸が高鳴りを忘れて

何も感じなくなったんだ

その眼が好きで 今 君に触れていたい

もっとよく見せて そして味わおうよ

 

甘い匂いや微かな鼓動が

全ての理由をどうでもよくする

朝が来るまで覚えていなくても

身体を預けて溺れ続けようぜ

 

Fish & Sheep

魚と羊 鮮やかに染まれ

心をそこに置いてきてしまった

 

僕等の願いを 僕等の祈りを

 

いけすかない

ex鼓動 吐息 耳鳴り 泡に散れ

酷いヒューズの塊

青 罠 遊泳 黒いアレに見える街

得体のないヘドニズム

 

あの家の上の例の女神

エロ イエロー

舌と下の歯で噛むガム

編む Hello

 

崩す 揺らす 溶かす 壊す

減らす ヘルス 交わす

「ねえ俺は正常さ」

 

Killi'n The PLANET

頭の中は軽薄です。

IDOLATER 愛と冷淡

ありふれたアイデア 優越感

 

浴槽 吐露 退廃 正解 労働 生命

生まれ変わる 生まれ変わる

生まれ変わる 生まれ変わる

 

How's Your Day

息をするのにも飽きたころ 心と身体を切り離していく

誰にも知られず望まれずとも そして生活は続いていく

 

夢を見ている それだけのこと

 

How Was Your Day わかっていたって わからなくたって

How Was Your Day いてもたっても いられなくなって

 

ラストシーン

古い映画のラストシーン

枯れ果てた夏の花

手垢に塗れた憂鬱

カナダ宛ての手紙

 

名前を持たない子供

偽物でも構わない

甘いミルクを溶かして

空ビンに注いだ

 

排気ガスを浴びながら

錆びた鉄が崩れてく

エンドロールはもう過ぎて

砂を噛んで待っている

 

観覧車の頂上

ベランダに焦燥感

この身を焦がし続けて

太陽を掴むのさ

 

無重力の四畳半

電気羊の夢を見る

アンドロイドに成り果てた

悪魔のような美しさで

 

ARDENT

熱を失くしたどうでも良くなった

逃げる為の理由を探している

 

何の為に生きているんだっけ?

もう忘れてしまった

退廃的な世界で目を逸らす

自分が許せない

 

生きていく為に体を売った

死んでいく為に心を売った

人を騙すのが仕事です

夢を見るのが夢です

 

何を守りたいんだっけ?

もう忘れてしまった

退廃的な世界で目を逸らす

自分が許せない

 

()

壊れていく事が美しいんだと思う

綺麗なままではいられないから

 

剥がされていく 汚されていく

上塗りばっかりしているんだよ

中身が無いなら意味がないのにね

失う事にはもう慣れたの?

 

She

三月三日に三日月が笑う

離れられない 思い出に代わる

抱き締めた時のシャンプーの匂い

薄れていくよ いつからさ

 

今日も生きている 忘れられない

少しの間は永遠でいたい

いつかそう言った 君はそう言った

この夜の果てに歌う

 

失ったものは二度と戻らない

髪の匂いが絡みつくよ

失せてしまった支配欲 

変わっていた いつからさ

 

欲だけに触れて繋がって

欲だけに触れて繋がった

 

今日の記憶を忘れられない

少しの間は永遠が欲しい

いつかそう言った 君はそう言った

この夜の終わりに歌う

 

Out Of The Blue

光があるから影があるように

君がいるから僕がいる

太陽があるから月が隠れるように

君が笑うと僕は苦しくなる

 

夜が明けるまで笑った

夜が明けるまで笑ったんだ

 

朝までかけて全てを捨てた

選んだ道は間違いだらけだ

そういって全てを拾い集める

僕を見て君は笑うだろう

 

失った永遠を今もまだ見てる

君は笑っていたんだ

失った永遠といつか出会うなら

僕は笑えるんだ

 

不安を抱えながら生きている

夜が明けるまで怯えたんだ

 

朝までかけても何も見えないまま

失うものは限りなく続くだろう

そういって全てを拾い集める僕を見て

君は笑うだろう

 

川の向こうのあの国まで

行きたいと願って橋を渡る

思いがけなく荷物は重くて

もつれる足元すくう君に

 

朝までかけて全てを捨てた

選んだ道は間違いだらけだ

そういって全てを拾い集める

僕を見て君は笑うだろう だけど

 

過ぎていく日々に立ち向かう現実を

選んだ道を歩けるのなら

Out Of The Blue

全てを失ってしまっても僕は構わない

 

Thirst

水平に裏返る満ち足りた夢のあと

再生を望みながら全てはそう壊れていく

泥に塗れて何かを待っている

溢れる程の熱は溶け切った

 

空っぽの身体に光を集めて

意味がない くだらない

渇いた鼓動は痛みを忘れて

価値のない 勝ちがない

 

清潔な静脈に擦り切れた春の風

大抵は吐いていた本当のこと以外

懐かしい匂いに頭を埋めて

呆れる程の熱は過ぎ去った

 

今 歌いたいこと 僕等は笑っていたいだけ

 

優越に浸りながら溺れている日々の泡

俺達は飢えている 最初で最後の世界

時計の針 甘い眠気 緩い朝を待ちながら

生きていた理油は 記憶の集合体

 

答えは要らない約束をしよう

未来のどこかで繋がれるように

 

空っぽの身体に光を集めて

意味がない くだらない

渇いた鼓動は痛みを忘れて

価値のない 勝ちがない

 

どうしても

 

FACE THE MUSIC

溢れ出す陽射がアスファルトを染める

彼女の髪を透き通り窓辺へ伝っていた

 

何もないふたりは優しさに焦がれてく

冷たい街で息をする身体を奪っていた

 

そこまで行けるか

僕等は砕け散る青のように

このまま溶けよう世界を塗り潰せ

 

部屋の壁の模様やマフラーの巻き方が

細長い指の匂いと全てが混ざっていた

 

Vanish Into Smoke

這い回って視界が 空に巻いた水滴が

冬の匂いがしていた 12月の木曜日

燃やすような熱もなく 混ざり合うこともできずに

夢 理想像 白昼夢 そこに在る無意識とは

 

愛を売ってしまえば 胸に刺した痛みが

別にどうでも良いけどさ そんなこと言われたって

何かをやり直すには 時間がいつも過ぎていた
夢 理想像 白昼夢 そこに在る無意識とは

 

何を知って生きている 誰を信じて生きている

そんなもんで真実を濁らせてしまうのか

 

灰になって

意味のない生活を繰り返す日々に花束を

幸せになって

意味のない生活を繰り返す日々に花束を

 

コッツウォルズ

羊の群れが俺の真横を通り過ぎる

112 匹目でもう数えるのを止めた

フィルムの中で暮らしたい 水の青い透明体

浅ましいリズム 怯えないように

 

雨に有形を映して 深い斜面の上 確かめ合おう夢じゃないって

海で冷凍された愛に 青い屋根の家 そこには無いと気付いている

 

俺は既に死体かもしれない

 

身動きできない

窓に映す背中は 羽根を開く 初めての呼吸 鍵を失くした

 

混ざり合った心臓と 溶けきらない日々に 溢れる青突き刺す声

身体中を蝕むように絡み付く全ての痛みを剥がして

 

浅い海に浸かって溺れないように

もがいてみたけど沈んでいった

朝に為るまで 眠れないから

 

下らない奴に縛られた心 投げ売りで安くなったこの身体

甘い言葉で連れてかれる子供 汚い姿になると捨てられる

 

身動きできない

 

どうして手錠を掛け合いたい

何処にも逃げられないように

縛られた全ての痛みを剥がして

 

泡の日々

僕等はこのまま溢れ出した渦に飲み込まれてく

それさえ溶け切るそんな儚さに触れそうになる

 

透明な肌に希薄していく

いつの間にか消えて無くなった

壊れた日々の傷を埋めてく

誰の声も聞こえはしなかった

 

生まれて死ぬまで 理想の確かめ方 わからないから

胸に咲く花 注ぎ込む青 それは脆くて壊れやすいの

 

あの日の夢を忘れてしまった

そんな風には生きていけなくても

明日がまた来そうな気がしたんだよ

 

泡になって溶けてしまえば

記憶を持たなくてもいいのにね

いつもずっと空っぽで何もないまま生きていた

 

Enemies

いつもずっと空っぽで何もないまま生きていた

憂い 夢 柔らかな歌 朝になって薄れてしまう物

透明な声が 突き刺す光が 渇いた胸を 潤してくれるなら

 

それが全て敵になるから

 

どれもきっと無力で役に立てないものだろう

呼吸 指 見逃した日々 誰にとって身を守る術が

曖昧な傷が 絡まる痛みが 汚れた肺を 濁らせてしまうなら

 

それが全て敵になるから

明日が来れば それは味方に なれるだろうか なれやしないさ

 

新しい朝

灰色の空が街を包み おろしたての靴はすぐ汚れる

気休めの光 雨宿りして 道を塞ぐものが多すぎる

こんなはずじゃないんだけどな

 

新しい朝が迎えに来るよ 乗り遅れるなよ GET RIDE WITH ME

どうにでもできる有り余る日々 限りない青で LOOKOUT FOR YOU

危うい嘘と優しい色が 眠れない夜をマシにしていく

新しい朝

 

日の沈み始めたこの街で しとりひたりと雫にうたれる

天気予報と まどろみの中 生まれた頃を想像している

こんな所で終わらせない

 

新しい朝が迎えに来るよ 乗り遅れるなよ GET RIDE WITH ME

誰にでもなれる出来過ぎた日々 揺るぎない歌で LOOKOUT FOR YOU

あざといキスと可愛い色気 下らない俺をマシにしていく

新しい朝

 

APRIL

静脈を巡る美しい景色

青に焦がれて雨の中に

大切な人や大切な歌は

淡い記憶に溶けていた

 

パラダイムの渦

ありふれた嘘と偽りを

 

僕等このままくたばっていいように

フィルムを回した4月のはじめに

 

微睡の声を輝いた軌跡

揺れる鼓動は春の朝に

擦切れた光白日の季節

甘い匂いに透けていた

 

吐息とノイズ

くたびれた夢と願いを

 

僕等いつでも繋がれるように

指を這わした4月のはじめに

僕等これから生きられるように

意味を重ねた4月のはじめに

 

ヴェローナ

掴み損ねた夢 どうして触れられなかった

果たせない約束 空はもう潰れそうに低い

 

止まない雨に打たれながらそれでも

消えてくれない青く染められた記憶

 

忘れたふりをしてその胸の中に

残した匂いヴェローナのように

間違っていたのか混ざり合う世界は

いつでもずっとヴェローナのように

 

身を削り灰になる 揺れているノイズ ひび割れたガラス瓶

細い指 白い肌 あの映画のラストシーン

 

Gimme

簡単に奪われてしまうよ 簡単に生きられなくたって

ゼロサムゲームなんだ 目を閉じるな前を向け

鼓動をもっと早く 燃え尽きて 宙に舞え

 

今灰になって沈んでいった いつも焦がれて意地汚いな

愛を知って生き延びたんだ そんなことはどうでも良いさ

 

いつから知っていたんだ いつから分かっていたんだ

這い回って溺れていった 欲に塗れて薄汚いな

愛を売って生き延びたんだ そんなことはどうでも良いさ

 

Marvelous

マーベラスに呼吸が乱れる

ジーニアスで臆病な未来へ

 

この胸で 燃えている 枯れた花 揺れている

 

アノニマスは誰にも知られない

スーベニアが記憶を浮かび出す

 

それは簡単なことで いつも単純なもので

解り切っているのに 手を伸ばしてしまうよ

 

その指で 愛と憎悪 夢を見る 俺の全て

 

ウィスタリア

カモミールと柔らかなキャンディ アルコールに溶かしておいたから

ベロニカの名誉 真実は不完全で 無防備に歩けばフラっと優しさがグッと

 

朝焼けの焦がれた青

 

Feel You 淡い夕 そんな声が聞きたくて

スケートシューズ Highly Evolved この夜を越えていこう

Keep You 愛に酔う 夢の続き見せたくて

スケープゴート Craig Nicholls この街を抜け出そうぜ

 

mew

大抵夜は寄り添い合って 剥がさないでね 触りたいの 眠りたい

可愛いリズムで呼吸している お腹すいたな 誰か構ってくれないか

 

夜明けを待つのは得意じゃないけど それもいいかな 楽しそうに笑って

目眩がするほど激しく光ってた そんな風にさ 忘れないでいるよ

 

あるがままの姿形で生きてく術を探している

 

苦しい時には声を出さないで 気付かないでね 壊さないで 離したい

俺は誰に何を言われようとも生き続ける 生き続けていくよ

 

あるがままの姿形で生きてく術を探している

 

永遠なんてある訳もないけど それはなんだか 限りない気がしていた

俺は誰に何を言われようとも生き続ける 生き続けていくよ

 

息をしていたい

 

Mortal

光の匂い 身体を射て 時計の針 揺れる体温

消えない欲望 憂いた祈り 呼吸と泡 左手の色

夜を駆ける 裸のままで 痛み続けて何を失くした

いつか全て忘れてしまいそうになる

 

今を全て捨ててまで信じる価値はあるの

死にたくもないしただそれは続いてく

この世の果てで天使が首を刈るのを待っている

それでも俺は生き残っていたい

 

アネモネと絵 真綿を詰め 綺麗な青 夜のメロディー

拙い愛を 渇いた胸に 6月の朝 沈んでく猿

冷たい頬 水色の街 歪み続けて何を隠した

明日を全て渡してしまいそうになる

 

いつか全て朽ちるのに繋げる意味はあるの

知りたくもないしただそれは続いてく

この世の果てで未来が砂を噛んで待っている

それでも俺は生き残っていたい

 

生きていたいんだ

 

I don't know Morning

定命の朝 この夜に溶ければ何か変われるさ

冷たい孤独 消えない嘘を吐いた明日、眼が覚めたら

 

本当はもうずっと前から分かっていたことさ 明日も明後日も明明後日もないことを

いつだってただ今日を塗り潰して腐らせる日々だ そんな生活をいつまでも繰り返してる

俺だけは夢に溺れてたい 薄れた鮮やかさ

 

I don't know Morning この目を閉じて眠りにつけば 新しい世界が開けるさ

 

清らかな声を壁に塗りたくるだけ 勝ち目なんてないのさ

 

本当はもうきっとどこかで気付いてたはずさ 名声も羨みも夢のなかで叶うもの

いつの日か輝いて認められて愛される日々を願っている

 

この夜が明けるまで失いながら生きてゆく

明日、眼が覚めたら夢だったなんて 全て現実だぜ逃げ場所はないんだよ

 

I don't know Morning この目を開けて刻み込むのは 新しい世界の夜明け前

I don't know Morning 美しく破滅する時まで その目で俺を見続けてくれ

 

ミルクシュガーガムシロップ

甘い物が好きな君は

コーヒーにはミルクシュガーガムシロップ

 

今すぐここを抜けだそう

コーヒーはミルク色

幼い君はそのままで

 

ねえ君はこの生活を止めたほうがいいよ

今すぐに

 

dew

愛される夢を見ていた

目が覚めて俺は地に堕ちた

許されることなんてないのさ

今それは全てを知っている

垂れ落ちる滴に気付いた

いつの間に雨は止んだんだ

許されることなんてもう

永遠に無いっていうことを

 

汚されるだけで僕等のその願いが叶うことなんてあるはずもないからさ

汚されるだけで僕等のその祈りが救われることなんてあるはずもないからさ

 

愛されるそれを見ていた

純粋な頃の優しさは

垂れ落ちる滴に似ている

今それは俺の目の前でさ

崩れたんだよ

砕けたんだよ

見えなくなって

永遠に触れなかったんだ

汚されるだけで

 

Paralyze Paradise

心を失くしても生活はあるらしい

身体は不完全で役にも立たないさ

感覚は失くなって色も分からなくなった

まるで天使みたいだそこに立つから

 

それはなんて綺麗なんだ

触れやしない祈り続けた

 

今からパラライズパラダイスへ行こうよ

 

その後に

煙草の火を消したその後に教えようとして止めた

溺れるように祈り続けたって願いは叶わない

 

明日も君は生きてるだろうな

明日も生きていられるだろうか

 

その後にどこへ行こうか

君が望むものはここにないだろう

 

その後に夢を見ようぜ

君が望むものはそこにあるだろう

 

LOST TEENAGE

今も青い夏を思い出す

照れ笑いと瑞々しい甘い鼓動

あの日の子供達は大人になる事を忘れていた

 

世界の終りに近付いてくこと 淡い期待も打ち砕かれてく

僕等には未来を選べやしない 望むだけで自由になると思っていた

 

忘れられないことがたくさんあったっけな

君の温もりと鮮やかさを忘れていく

この歌も聞こえやしないんだろうな

 

僕が見ていたあの夢は

叶うはずがない 分かる訳もない

 

僕等はそれでも生きていくだけさ

他に何が欲しいんだ

 

アクアリウム

死んだ魚の目をしている 君は輝いていたけど

死んだって構わない 君が輝いていたから

 

アクアリウムの魚達 泳ぎ方を忘れていく

綺麗でも見せられる為に生きるというのなら

悲しむ以外に術はあるかい

 

自由に泳いでたいのって君は笑っていたけど

飼われるほうが楽じゃないのって僕は思ってるんだよ

 

海に飛び込んで君と認め合って

手を繋いで写真を撮ろう

汚い嘘を吐き出せよ 飲み込める喉をくれよ

 

sus

時計の針 疑いと不安で

堕ちていく 欺いて笑うさ

灰になる世界で心を焦がして

あの日の生活は腐りきってしまった

 

濁りのない朝と僕は出会えない

見えない 信じてみるけど

不安になって それでも生きている

 

君の手をずっと繋いでゆく事はできるだろうか

時計と見えない嘘に怯え続ける生活を棄てる

 

帰る居場所がある事を君は知らない

 

消えない 疑ってみたけど

離れられず 今でも触れている

 

君の手をずっと繋いでゆく事はできるだろうか

時計と見えない嘘に怯え続ける疑いを吊るす

 

手首

捨てる白い心を汚れた窓枠に並べて

一つずつ壊れてく泡になる気体を

触れる飲み干すタブレット優しい嘘で

手首からこぼれ落ちた淡い言葉を

僕等は気付けないから

 

君の手が僕の頬に触れる度ほら

生きる理由を知らないことは幸せだったかな

 

君の前では言葉は意味を持たない

知りたいの?僕は歌う

 

君の手を僕の頬に触れてくれよ

傷跡を隠すな生きる理由をくれてやる

意味が無いな 幸せだったかな

 

裸のままで

身にまとっている汚らしい服を一枚ずつ剥ぎ取っていく

小さな袖そのボタンを一つずつ外す君はストリップみたいだ

 

身にまとっている汚らしい嘘が一枚ずつ剥がされてゆく

小さな声でその嘘を一つずつ告げる僕はストリップみたいだ

 

裸の君を抱きしめていたい

全てが僕等には現実であるように

永遠が不完全であるようにさ

 

映画のように

僕が住み始めた街では

もう随分暖かくなってきたけど

君を残してった街は

まだ雪が降っているだろうか

 

五日で忘れる映画の中身 君は気づいてしまった

何かを失くしてしまったと 雪になれなかった雨が降る

 

僕の街は今日は雨だよ

君の街は雪になるだろうか

映画のようにわがままに生きていたい

 

こんな世界は誰の目に映るってさ

映画の中だけでいい

 

いつかは忘れる景色と記憶 僕等気づいてしまった

何かを忘れてしまったよ 雪になれなかった雨が降る

雨が降る

 

Alice In Wonderland

不思議な国では君が正しい

自己矛盾だらけの君が正しい

夢見がちな奴はこの国では主役で

バニーの尻尾に振り回されてる

 

灯りを消して姿を隠して

不自由な国で永遠に自由で

もう一度だけ夢を見てたいな

わからないまま笑った

 

きっと僕等は誰にも知られずに生きている

誕生日じゃない日を祝った

ブロンドの長い髪薄く白い肌

か細い手首や伏し目がちな目でさえも

 

灯りを消して姿を隠して

二人だけの夜に永遠に一人で

もう一度だけ夢で会いたいな

全てを知って笑った

 

灯りを消して姿を隠して

嘘だらけの君は僕だけの真実

もう二度と夢で会えないな

大切なもの失くした

 

灯りを消して姿を隠して

不思議なこの国で永遠に生きていく

もう一度夢で会いたいな

眠れないまま笑った